GeminiのGemは「スキル」へ。11月からの移り方と、いまのスキルでできないこと
Googleは9月30日、Gemの代わりになる「スキル」を出しましたわ。個人のGemは11月からサポートが外れ始めますが、11月17日以降もすぐには消えませんの。移し方と、いまのスキルでできないことを並べたので、移す前に何を手元に残せばよいかが分かりますわ。
Googleは9月30日、Geminiでよく使う指示に名前を付けて呼び出せる「スキル」を出しましたわ。これまでのGemは、スキルに置き換わっていきます。
個人のアカウントでは、2026年11月からGemのサポートが外れ始めますの。ただ、Google Workspaceの案内によると、11月17日にGemは設定の画面へ移されたあとも、作る・直す・使うことは続けられます。いきなり消えるわけではありませんわ。
スキルでできること
- 会話の中で「/」とスキル名を打つと呼び出せます。今後は「@」に変わる予定です。
- 1つの会話で、スキルをいくつも重ねて使えます。
- 質問に関係があると判断したスキルを、Geminiが自動で使います。
- 書き方は公開の形式のSKILL.mdで、ほかのサービスで作ったスキルを取り込めます。アップロードできるのはMac版アプリとWeb版です。
Gemとのいちばんの違いは、呼び出し方ですの。Gemはそのチャットを開いてから使うものでした。スキルは、いま話している会話の中で呼べます。旅の予定を立てた会話のまま、予算のスキルを重ねる、といった使い方ができますわ。
スキルはAIプランに入っていなくても使えます。いまは18歳以上が対象で、18歳未満にはこれから広げるそうです。
いまのスキルでできないこと
ここは、移す前に必ず見ておきたいところですわ。公式の案内では、いまのスキルでは次のものが使えません。
- 動画と音楽の作成
- Canvas
- Deep Research
- ガイド付き学習
- GitHubのファイル
同時に有効にできるスキルは100件までです。Googleドライブのファイルを足す機能と、スキルの共有は「今後数週間で」入る予定と書かれていますの。
CanvasやDeep Researchを組み込んだGemを使っている方は、スキルに移すと同じようには動かないかもしれません。
会社と学校のアカウント
会社のアカウント(business、enterprise、nonprofit)は早くても2027年3月1日まで、学校のアカウントは早くても2027年6月1日まで、Gemを使えますわ。
Workspaceでのスキルの配り方は、管理者の設定によって日が分かれます。
- Rapid Releaseのドメイン:10月5日に始まり、10月12日ごろまでに行き渡る見込み
- Scheduled Releaseのドメイン:10月19日に始まり、11月中旬までに行き渡る見込み
スキルは、GeminiアプリとWorkspaceのあいだで同期しません。両方で使うなら、それぞれで作る必要がありますの。
残ったGemの移り方
Gemが使えなくなるとき、残っていたGemはGoogleが自動でスキルに移します。Workspaceの案内には「下書きのスキル」として移すと書かれていますわ。下書きのままでは使えないので、中身を確かめて有効にする手間は残ります。
Gemに付けていた知識ファイルは、いまは1つずつダウンロードして、スキルにアップロードし直す手順です。
ミニアプリの実験だったOpalも11月に終わり、Gems by Google Labsはスキルに移されないと案内されていますの。
ポストから直したこと
- 10月5日のポストは「個人は11月からGemが使えなくなっていきます」と書きました。11月17日以降も作る・直す・使うことは続けられると案内されているので、その点を足しましたわ。
- 「Workspaceでは今日10月5日から順に」は、Rapid Releaseのドメインだけの話でした。Scheduled Releaseは10月19日からです。
- 「ClaudeやChatGPTで作ったものを取り込める」は、公式の書き方に合わせて「ほかのサービスで作ったSKILL.mdを取り込める」に直しました。ChatGPTのGPTsそのものを取り込めるとは書かれていません。
- ChatGPTの自作GPTsが12月11日に終わるという部分は、OpenAIのヘルプを開いて確かめられなかったので、この記事では扱いませんの。
- 「スキルは入れたときの資料しか持たない」「Geminiは名前と説明を見て選ぶ」は、公式の案内に直接の記述がありませんでした。案内にあるのは「関係があると自動で判断する」「使う場面を具体的に書く」までですわ。
Claudeのスキル
Claudeでも、スキルは無料を含む全プランで使えます。設定で「コードの実行とファイルの作成」を有効にしておく必要がありますわ(Claudeのヘルプより)。
各社がスキルという同じ呼び名にそろってきたのは、指示を書きためてきた方には嬉しい流れですの。
元になったポスト
-
「GoogleがGeminiの「Gem」をやめて、「スキル」に置き換えますわ。」を読む
GoogleがGeminiの「Gem」をやめて、「スキル」に置き換えますわ。発表は9月30日(米国時間)で、会社向けのGoogle Workspaceでは、今日10月5日から順にスキルが使えるようになり始めました。 スキルは、よく使う指示に名前をつけて保存しておく機能です。会話の中で「/」と名前を打つと呼び出せて、1つの会話にいくつも重ねられます。Gemは使う前にそのGemを開く必要がありましたが、スキルはいま話している会話の中で呼べますの。旅の計画を立てたあと、同じ会話のまま予算を組ませる、という使い方ができます。 個人のGoogleアカウントでは、11月からGemが使えなくなっていきます。残ったGemは、Googleが自動でスキルに移すそうですわ。会社のアカウントは早くても2027年3月1日、学校のアカウントは早くても2027年6月1日まで、Gemを使い続けられます。 ほかの会社も、同じ形に寄ってきています。スキルの中身は「SKILL.md」という共通の書き方なので、ClaudeやChatGPTで作ったものをGeminiに取り込めますの。 ・Claude:無料でもスキルを使える。設定で、コードを動かす機能を有効にしておく ・ChatGPT:自作のGPTsは12月11日に終わる予定。指示はスキルとして移るが、外へつなぐ動作と過去の会話は移らない ・Gemini:無料でも使える。いまは18歳以上が対象 Redditでは「半年かけて仕事用のGemを調整したのに」と惜しむ声がありますわ。反対に、Gemは指示を守らないことが多かったので、スキルに移したら答えが良くなった、という人もいます。 気をつけたいのは、Googleドライブの資料をつないだGemです。Gemはつないだ資料の最新の中身を読みますが、スキルは入れたときの資料しか持ちません。資料を新しくしたら、スキルごと入れ直すことになりますの。 11月を待たずに移すなら、こう進めると安心ですわ。 1. Gemの編集画面で指示を写し、資料を手元に保存する 2. Geminiの設定にあるスキルから新しく作り、名前と指示を貼る 3. 説明の欄に「どんなときに使うか」を具体的に書く。Geminiは名前と説明を見て、使うスキルを選びます

出典
- 一次資料Googleブログ「Let skills in Gemini tackle your most repetitive tasks」(9月30日)
- 一次資料Google Workspace Updates「Introducing skills in the Gemini app and Workspace, plus what's next for Gems」(9月30日)
- 一次資料Gemini Apps Help「About the transition from Gems to skills」(10月11日に確認)
- 一次資料Claudeヘルプ「Using Skills in Claude」(10月11日に確認)
- 報道PCWorld「Adios, Gems: Google's new Gemini skills won't be paywalled」(9月30日)
- 元ポストXの元ポスト(2026年10月05日 18:53)
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