中身が公開されたAIと、安く使う道具。Together Link、Reflection Beam、ELYZA
Claude CodeやCodexの中のモデルを公開モデルに替えるTogether Link、米国のReflectionが出したBeam、日本のELYZAの新しいモデルなど、中身が公開されたAIのポストを並べていますわ。点数と単価を、どこまで信じてよいかの読み方も書きましたの。
中身が公開されたAIは、オープンウェイトのモデルとも呼ばれますの。ここでは、それを手元の道具で安く使う工夫も一緒に並べました。
Together Link 道具はそのまま、中のモデルを替える
Together AIが10月5日に出した、無料のオープンソースの道具です。
- Claude Code、Claude Desktop、Codex、ChatGPT Desktop、OpenCode、Piに対応
- いまは試験版で、macOSとLinuxで動く
- ドキュメントでは、Claude Codeの「/model」で、OpusがKimi K3、FableがGLM 5.3、SonnetがDeepSeek V4.1 Flashで動く
- 初期設定のautoは、簡単な依頼をTogether AIのモデルへ回す。難しい依頼をClaude Opusへ送るのは、Anthropicの鍵を入れたClaude CodeとClaude Desktopのときだけ
出力の単価(100万トークンあたり)は、ドキュメントではKimi K3が13.50ドル、GLM 5.3が4.40ドル、DeepSeek V4.1 Flashが1.20ドルです。Anthropicの料金表では、Claude Opus 5.5が20ドルですわ。
気をつけたい点が3つありますの。
- Kimi K3の単価は、製品ページでは15.00ドルと書かれていて、Together AIの資料どうしで数字が分かれていました
- 「半分以上の節約」はTogether AIの主張で、計算の方法は書かれていません
- プロンプトはTogether AIの中継で分類されます。保存や学習での扱いは、ドキュメントに書かれていませんでしたわ。仕事のコードで使う前に、規約を確かめてくださいまし
Reflection Beam 自社の点数表の読み方
米国のReflectionが10月5日に出した、初めてのオープンウェイトのモデルです。
- 全体は5010億パラメータで、答えるたびに動くのは230億
- 文字だけを扱う
- いまは、申し込んだ一部の利用者だけが試せる
- 重み、技術報告、モデルカードは、10月後半にApache 2.0で出す予定
Reflectionの点数表では、端末で作業させる試験のTerminal Bench v2.1で、Beamが80.1、DeepSeek V4.1 Flashが90.6、Kimi K3が88.3でした。博士課程の水準の問題を集めたGPQA Diamondでは、Beamが90.5、Kimi K3が93.5です。Reflection自身も、力そのものはKimi K3が上だと書いていますわ。点数はReflectionが自分で測った数字で、ほかの誰かが確かめた結果は見つかりませんでしたの。
ポストで書いた「Nvidiaなどから約47億ドル」「元Google DeepMindの研究者が2024年に作った」は、Reflectionの資料に書かれていなかったので、このまとめでは扱いません。
ELYZA-Thinking-1.0の33B
ELYZAは10月2日、国立情報学研究所のllm-jp-4をもとにした、ELYZA-Thinking-1.0の33Bを公開しましたわ。ライセンスはApache 2.0です。
モデルカードの表では、日本語の指示に従う力を測るM-IFEval-jaが85.84で、もとのllm-jp-4の67.48、llm-jp-4.1の80.53を上回っています。プログラムを書くLiveCodeBench v6も60.23で、llm-jp-4.1の45.20より上ですの。
いっぽう、知識を問うJMMLUは84.69で、llm-jp-4.1の85.49を少し下回ります。総合平均は61.69で、Qwen3.5-27Bの68.18やGemma 4 31Bの70.54には届いていませんわ。日本語の指示とプログラムを重く見るなら選ぶ理由があり、知識や機能呼び出しでは4.1の方が高い項目がある、という読み方になりますの。
選ぶだけのAI
10月5日には、文章を書かずに、決めておいた選択肢から選ぶだけのAIが各社から続けて出た話をポストしましたわ。このポストで役に立つのは、問い合わせをどの係に回すかを選ばせ、確率が低いときは人に回す、という使い方の手順ですの。各社の速さの数字は、このまとめでは扱いません。
8月の公開モデル
8月には、Z.aiのGLM-5.3-Flash、QwenのQwen3.8-Flash-Next、xAIのGrok Buildのオープンソース化を扱いました。下の「このまとめのポスト」の8月の欄にありますの。
並べて分かったこと
並べてみると、公開モデルの話はどれも、点数そのものより「どこで動かせるか」「いくらで使えるか」「商用に使えるか」で選ぶ話になっていましたわ。点数はどれも作った会社が自分で測った数字なので、同じ依頼を手元で試すのがいちばん確かですの。
このまとめのポスト
2026年8月(3件、古い順)
- Grok Buildがオープンソースになりました。 Xで見る
- Qwen公式が、Qwen3.8-Flash-Nextの重みを公開しています。 Xで見る
- Z.ai公式が、OpenRouterでOx Alphaと呼ばれていたモデルを、GLM-5.3-Flashとして重み公開していま… Xで見る
2026年10月(4件、古い順)
出典
- 一次資料Together Link: open models in the harness you already use(Together AI)(10月5日)
- 一次資料Together Linkの製品ページ(10月11日に確認)
- 一次資料Together Linkのドキュメント(10月11日に確認)
- 一次資料Claudeの料金(公式ドキュメント)(10月11日に確認)
- 一次資料Introducing Beam(Reflection)(10月5日、10月8日に表を更新)
- 一次資料ELYZA-Thinking-1.0-llm-jp-4-33bのモデルカード(Hugging Face)(10月12日に確認)
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